祭りだ。
2022秋のテレビドラマの紹介。
『エルピス』、『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』、『デブとラブと過ちと!』、他
ベスト3(異論は認める)
エルピス
・フジテレビ。月曜夜10時。「全く新しい社会派エンターテインメント」
・絵がよい。眞栄田郷敦の危うさとマッチしている。
・脚本がよい。テレビ局のがっかりな書きぶりがぎりぎり陳腐さに陥らないいい感じ。
・演技がよい。眞栄田郷敦の育ちの良さを感じさせる演技がドラマを少し軽くしてくれている。
・演出がよい。記録に合わせて事件当日を再現する場面など名作ドラマ「99.9-刑事専門弁護士」を少し彷彿とさせた。ケーキを食べる眞栄田郷敦の素晴らしさよ。
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・最終回が崩壊していた。熱が入りすぎて、絵、脚本、演技、演出全てがやりすぎ。ずーっと突っ込みながら見ていた。とはいえメイクさんのセリフや眞栄田郷敦の背後にひらける坂道と街並みと空の風景など最後まで見どころのあるドラマではあった。
完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの
・テレビ東京。火曜深夜0時30分。「ドラマチューズ!」
・タイトルからして漫画の原作があると思ったがオリジナル脚本。完全に狙っている。
・台詞が素晴らしい。「揺らす乳がない!」「僕は鞄に入ったあなたを運んだだけです」
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・最終3話の失速ぶりは驚異的だったが、とにかく深川麻衣が素晴らしい。見入ってしまう顔芸。
デブとラブと過ちと!
・TOKYO MX。月曜夜10時。
・漫画の原作あり。超ポジティブになった主人公の描き方が超うまい。演出にスピード感がある。
・ヒロインのかなで(3時のヒロイン)の魅力でついつい見てしまう。これ以外ないんじゃないかと思わせる大きな当たり役。「私の溢れるボディと魅力で」
エントリー
・ドラマは毎クールよく見ている。ただし最後まで見続けるのは稀。
・バラエティ?に比べてまだ手間暇をかけて作られているような気がする。たまに傑作に出会うこともある。毎週待ち遠しく楽しみでしょうがないという感覚を味わえるのは情報社会の現在では稀なので、出会えたらとてもラッキー。1年に1本くらいはあるかなという頻度。
・1話目は制作側の気合いも入るだろうし目新しさもあるしで面白くなりがちなのだが、それでも初めのCMまでで脱落してしまうケースが多い。全てのドラマが私の好みに合わせて作られているのではないから当たり前ではある。見ているうちにじわじわ面白くなってくる種類のドラマもあるだろうに。とはいえ、1話目も見ないドラマも多いので出会いは大切。
孤独のグルメSeason10
・見てしまう。井之頭五郎。
・ふらっと入った店が大当たりという、情報社会の現在ではあまりない体験を演出しているのが良いのだろうか。ありえないくらいたくさん食べるので嬉しくなる。
相棒season21
・見てしまう。杉下右京。
・安定。ここまで来ると脚本の良し悪しで決まってくる部分が大きい。
・1,2話の特別編をみた時は人が死に過ぎてがっかりしたが、その後盛り返してきた。
その他の出会ったドラマたち
ザ・トラベルナース:これでもかと安定した演出。
北欧こじらせ日記:のんびりしているのに行動にスピード感がある主人公。
科捜研の女2022:刑事ドラマを見ると「科捜研なら簡単に解決するのに」と思ってしまう。
ファーストペンギン:海。
クロサギ:手口。
祈りのカルテ:病院。
PICU 小児集中治療室:いつも美しい木村文乃。
アトムの童:いつも何者だ感のあるオダギリジョー。
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よき宴を。

