祭りだ。
おすすめのバトル漫画を紹介。
『DRAGON BALL』、『三月のライオン』、『まあじゃんほうろうき』、他。
ベスト3(異論は認める)
『DRAGON BALL』(ドラゴンボール)
★★★
・鳥山明
・歴代1位なのでここに置いておく。
・名ネーミングと名シーンによって何度でも蘇る。まさに漫画の力。
・あと1世紀は余裕で賞味期限がありそう。
『三月のライオン』
・将棋漫画。勝負の世界に深く深く潜っていく棋士。そのために欠かすことのできない人々。
・冷たく熱いバトルの周りにある暖かな世界。そこで繰り広げられるある意味別の種類の戦いに注がれる作者の視線もまた冷徹で温かい。
『まあじゃんほうろうき』
・漫画界の最終兵器であった西原理恵子のギャグ麻雀漫画。サバイバルバトル漫画。
・遠慮する西原、どこまでなら大丈夫なのかと探り探りの西原が堪能できる珍しい漫画。
・やはり破壊力は一級品。最初の絵柄と最後の絵柄の落差はスラムダンクを超える凄まじさ。
エントリー
『AKIRA』(アキラ)
・大友克彦
・スケールの大きさ、描写の微細さ。キャラクターの強力さ、世界を創り上げる力。
・読んでいてもそうだが、見ていて飽きない。ふと手に取って、適当なページを開く楽しみ。
『BANANA FISH』
・吉田秋生
・スタイリッシュ。若々しさが残るこの絵がアクションにマッチしている。
・線、絵柄がどんどん変化していく吉田秋生。現在ではとても遠くの地点にまで到達しているが、どの作品も内容と絵柄が調和しているのが驚異的。大部分の漫画家には関係ないことかもしれないが、絵の上手さに内容が追いついていかないのがある種の漫画家の宿命であり、その罠を逃れている稀有な例。どこまでいくのかわからない漫画家の可能性の極限。
『竜と苺』
・柳本光晴
・天才の書き方に定評のある作者による将棋漫画。
・『響〜小説家になる方法』では小説家としての天才性を示すのに小説と結びつきのない暴力を利用していて安易だったが何故か最後まで読めた。今作ではきちんと将棋を通して将棋の天才が描かれている。汗をかく天才の姿。
・現実離れしているのに妙に説得力がある。いろんな分野の天才を描き続けていけばいつかとてつもない傑作が生まれる気がする。
『ノーマーク爆牌党』
・本格麻雀漫画。独特の絵柄で初めはギャグテイストが強いが最後まで読むとかっこいい。
・天才が天才ゆえに敗れる話を麻雀という競技の特殊性を活かしながら描ききった傑作。